今はいろんな刺激がありすぎて本に興味を奪われるチャンスが少なくなっていますよね。僕だってもし今小学生だったらＴＶゲームの誘惑に勝てるかなあと不安になるくらいです。

お稽古事や塾などに時間をとられて本を読む時間がなかなかとれないというのもほんとにその通りだと思います。

そんなわけで「うちの子ほんとに本読まないんですが、何かいい方法ありませんか？！」なんていう相談をすごい剣幕でそれこそ怒髪天を衝く勢いでされる方もいるのですが…

＜親子でメールのやりとりをする＞
↓
＜さりげなく本の内容を引用してみる＞
↓
＜続きが気になって本を読む＞

というのを実際に試してもらったことがあります。

これはなかなかハマった方法でしたので紹介しておきますね（ただこれは中学生のケースですが…）。
⇒こういうケースもクリニックで改善方法などのアドバイスが可能です。

その他にも、たとえば「銀河鉄道の夜」が題材になった問題を解かせるとたいていみんな「続きを読みたい」と言いだします。

「銀河鉄道の夜」の場合は、難しすぎて読んで嫌になるケースもあるので困るのですが、そういう素材をピックアップして解かせていけば「勉強するより読書の方が楽しい」と楽な方に流れる習性を利用して（笑）流れに棹さすようにうまく読書好きに誘導することができます。また、小説版のある漫画から入らせるというのも一つの方法だと思います（つづく）

2005/08/17